光製袋工業所
本計画は、区画整理事業により移転することになった製袋工場付住宅の新築である。新たな移転先の敷地は伏見の横大路にほど近い油小路に面した位置にある。業種は食品等を入れる袋をあらかじめ印刷されたロール状の原料を製袋機により加工する製袋業である。
設計に際しては、稼働効率の向上及び居住性の向上が求められた。要望によって1階は専ら製袋機と事務所で占められたため、倉庫を2階に設けることになった。そこで倉庫を製袋機の上部に設け居間などの住宅部分は出来るだけ機械から離し、振動や音から遠ざけるようにした。工場は夜間稼働することもあるため寝室は3階に設けた。
外観は階構成を反映させて形態的にも仕上材を分け、1階を鋼板で、2・3階をALC厚肉壁材仕上とした。
Information
所 在 地 | 京都市伏見区 | 構 造 | 鉄骨造 |
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敷地面積 | 1,302.52㎡ | 階 数 | 地上3階建 |
建築面積 | 779.38㎡ | 用 途 | 工場併用住宅 |
延床面積 | 1,419.65㎡ | 完成年月 | 平成11年11月 |