城陽K邸(南棟)

 別掲、北棟の平面構成の手法は目的空間の集合であり形態的には抽象的な形の組合せによる。それに対し本棟は、平面は分割手法によるし形態的にも見慣れた和風の具象的なものとした。屋根は母屋と庇に分け、庇の下に緑空間により内外部の空間がスムーズに接続されるようにした。間取りは近鉄奈良線の軌道寄りに玄関及び接客部分を設け、常に使う部屋を奥に配した。梁間が大きく居間の採光が得にくいため、越屋根をつけて採光と換気を計った。

Information

所 在 地 京都府城陽市 構  造 木造
敷地面積 926.13㎡ 階  数 地上1階
建築面積 142.55㎡ 用  途 専用住宅
延床面積 108.98㎡ 完成年月 昭和63年4月