桂ぶどうの木保育園
計画地の東側は桂離宮の木々を望む風致地区内に建つ保育園である。
建築主は阪急京都線「桂」駅前で既に保育園を営まれており、西京区の待機児童解消に貢献できるよう新園舎の計画が持ち上がった。
計画建物の隣には0〜1歳半までの保育を主とする木造の既存建物があり、一体的に利用できるよう連続性を持たせた配置計画とし、保育士の動線向上を計った。
外観は桂離宮に近接していることもあり壁はしっくい塗り、屋根は切り妻の瓦葺き風として周辺景観への配慮を行った。
内部は子供たちが安全・快適に過ごせるような納まりとし、檜の香りが立ち込めるなか素足でその肌触りを感じたり、広間をスキップフロアにして立体的にすることにより好奇心に溢れる子供たちの五感へ刺激を与えられると考えた。
園庭に植樹されたシンボルツリーである桂の若木が子供たちと共に健やかに育っていくことを願いたい。(文責:畠山)
Information
所 在 地 | 京都市西京区 | 構 造 | 鉄骨造 |
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敷地面積 | 1,123.68㎡ | 階 数 | 地上2階建 |
建築面積 | 383.17㎡(全体 571.01㎡) | 用 途 | 保育所 |
延床面積 | 670.90㎡(全体 892.02㎡) | 完成年月 | 平成23年3月 |