京都医療科学大学 新棟増築

本事業は京都府南丹市の園部駅前に立地する、学校法人島津学園京都医療科学大学の増築事業である。学園創立90周年記念事業の一環として、既存の体育館棟を解体し、新たな校舎を建設した。
建物は鉄筋コンクリート造5階建で、実験室、研究室、ラーニングコモンズ、大教室、ゼミ室、体育館などの複合的な機能を有している。
1階には主に放射線医用機器実験室を配置しており、1階と2階を繋ぐ吹抜は学内情報発信の場として、学生や教員の円滑なコミュニケーションを促している。2階のラーニングコモンズはグループワークやアクティブラーニングといった自発的な学習の場となっている。
外観は、コンクリート打放しの壁面と白色塗装仕上げの壁面をランダムなストライプ状に配することで、本館棟メインエントランスの列柱との調和を図っている。その外観は天神山の緑を背景に、ストライプの壁面がアイストップとなり、京都縦貫自動車道からもその外観を視認することが出来る。
(文責:松岡)

Information

所 在 地 京都府南丹市 構  造 鉄筋コンクリート造
敷地面積 19,677.66㎡ 階  数 地上5階建
建築面積 971.06㎡ 用  途 大学
延床面積 4,316.40㎡ 完成年月 平成29年6月